- 所在地:神奈川県横浜市青葉区つつじが丘23番地18 サンコー青葉台ビル1F
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そもそも加盟社数が多いところに入りたい意向があったんです。不動産業務は協業する場面が多く、単独では成り立たないことがしばしばあります。以前の勤め先のデベロッパーは大きな会社でしたが、トラブルがすごく多いんですよね。どんなにこちらが気をつけていても、やっぱりトラブルになると解決するまで年単位の時間を要しますし、損害賠償問題に発展するなど費用もかなり高額になってしまいます。大企業ですらそうなのに、独立して起業するとなると、協力してくれる味方が多くなければとても大変です。そのようなリスク回避に加え、相互でお客さまの紹介を行うことや、協力会社を紹介してもらえる機会が多い方が非常に魅力があると思い、最初から決め打ちじゃないですけど、「ここしかない」と思っていました。
宅建協会の特筆すべきメリットの一つに、法令改正時に自動更新される契約書式のWEB作成サービスがありますね。会社員時代は専門の部署がずっと訂正とか更新をしてくれてたわけですが、一人だと結局そういうのも自分で情報を取りに行かないといけない。それを全部完結するのはなかなか難しいですよね。その点、WEB契約書式作成サービスは常に自動更新されているわけですから、そこを使うだけで、重説などの文言や法令の改正は都度、こちらが気にしなくても大丈夫なので、トラブル回避につながります。このサービスを使えば事務所に出勤しなくても、パソコンを持ち歩いてどこでも作成できますし、できあがったものをコピーしたり同じ条件の項目だけを抜き出すなど細かいところも使い勝手がいいので、わたしのように一人で事業経営をしている者には大助かりですね。
地元地域にはぜんぶで80社弱ぐらいの宅建協会の会員店があるのですが、勉強会など、機会を設けて一同に集まることが恒例となっています。初年度、3月に開業したばかりのわたしが、 7月の集まりであいさつをした際、新参者のわたしを快く受け入れてくださり、その人情味に感激したことをいまでも覚えています。そんな折に自分が、「この物件買ったけど、こういうトラブルがあった」と相談すると、いろんな知見を持った方たちがアドバイスをくださり、わたし自身が及ばないところをすぐに助けてくださるなど、みなさんの懐の深さというか同じ地域でやっているという連帯感が心強いです。
宅建協会に入っても、つながりを持つ持たないはその人それぞれの価値観です。宅建業の免許を持っていれば不動産業は営めますが、宅建業の協力体制がないと、事業としてもうまくいかないと思います。普段は関わりがないのに、困ったときだけお願いされても、相手もいやですよね。「ギブ&ギブ」っていう言葉がわたしは好きなんですけど、見返りを考えて行動するより、こちらから何でも与え続けるということをモットーにしています。この人に言えばなんでもやってくれる、となってから、ようやくそれ以外のことも依頼されるようになるのではないでしょうか。たくさんの不動産会社がある中で後出しで開業する訳ですから、いまは成長のジャンプの前のしゃがみこみだと思って、力を溜めているところです。